今回の質問概要

🏙 まちづくり・再開発 🚒 防災・安全

私は、二番町地区地区計画や外神田一丁目南部地区再開発など、区内で進められている再開発事業について、その進め方や情報公開のあり方を質問しました。 また、能登半島地震を踏まえ、避難所の環境改善やペットとの同行避難、遠隔医療の導入など、防災対策についても区の考えを質しました。

🏙 二番町地区計画と再開発の進め方について

問題意識

日本テレビ本社跡地を含む二番町地区計画について、都市計画審議会での採決方法や議論の進め方に疑問を感じています。また、外神田一丁目南部地区再開発についても、区民や議会に十分な情報が示されないまま計画が進んでいることに強い懸念を持っています。

主な質問

  • 二番町地区計画の採決方法は適切だったのか
  • 都市計画審議会の判断は有効といえるのか
  • 外神田再開発に関する土地評価や権利変換条件をなぜ早く公表できないのか
  • 十分な情報公開がないまま計画を進めるべきではないのではないか

区の答弁

区は、二番町地区計画については都市計画審議会からの答申を踏まえて判断すると説明しました。また、外神田再開発については、事業の進捗に応じて説明可能な内容を順次公表していくと答弁しました。

私が求めたこと
再開発事業は区民の暮らしや地域の将来に大きな影響を与えます。だからこそ、十分な情報公開と透明性を確保し、区民が納得できる形で進めるべきだと求めました。
🚒 避難所の在り方と防災対策について

問題意識

能登半島地震を受け、避難所の環境や防災体制について改めて見直す必要があると考えました。特に、プライバシー確保、ペットとの同行避難、避難所における医療体制の充実が重要な課題だと考えています。

主な質問

  • ペットとの同行避難訓練を実施できないか
  • プライバシーを確保できるポップアップテントを導入できないか
  • ウレタンマットなど避難生活の質を高める備蓄を増やせないか
  • 遠隔医療(テレヘルス)の導入を検討できないか

区の答弁

区は、ペット同行避難訓練について避難所運営協議会と情報共有していく考えを示しました。また、ポップアップテントやウレタンマットについては研究を進めるとし、遠隔医療についても将来的な導入を視野に検討を進める考えを示しました。

私が求めたこと
避難所は単に命を守る場所ではなく、安心して生活を続けられる場所であるべきです。プライバシーの確保やペットとの同行避難、遠隔医療の活用など、より実効性の高い避難所環境の整備を求めました。

令和6年第1回定例会(第3日) 本文 : 2024-02-22

34:
◯18番(岩田かずひと議員) 2024年第1回定例会、質問に先立ちまして、元日に発生いたしました能登半島地震におきまして亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆様、ご家族、全ての皆様にお見舞い申し上げます。また、被災地の一日も早い復旧、復興をお祈りいたします。
 質問に入ります。二番町地区地区計画の進め方について質問します。
 2月8日の都市計画審議会において、日本テレビ本社跡地の地区計画変更案に対し、賛成が4票、反対が5票、中身が未定の附帯決議に賛成が8票という結果になりました。千代田区都市計画審議会条例第6条第3項には、審議会の議事は出席した委員及び議事に関係のある臨時委員の過半数をもって決し、可否同数のときは会長の決するところによるとなっていますが、賛成も反対も附帯決議つきの賛成もどれも過半数には達しておりません。区事務局は審議会終了時に会長に対しそのことを伝えましたが、会長は、賛成と附帯決議つきの賛成を合わせて過半数である旨を答えています。本来ならば附帯決議の中身を審議して、その附帯決議がつくなら賛成というのが当たり前なのに、附帯決議の中身すら決まっていないのに無理やり賛成の決を採るために附帯決議つきの賛成という選択肢を賛成としてカウントするという、どう考えても不可解で強引な進め方であると感じました。
 千代田区都市計画審議会条例の定める審議会の議事は、出席した委員及び議事に関係のある臨時委員の過半数をもって決しに反するこの不可解な採決は無効ではないでしょうか。区はこの採決を有効とするのか、お答えください。
 次に、避難所の在り方について質問します。
 今年の元日、能登半島地震が発生し甚大な被害をもたらせました。それに伴い、区民はもとより国民全体が災害に対する意識が強まったと思います。先日、番町小学校で行われた避難所訓練でも、訓練前の協議会が予定時間を過ぎてまで行われていたことが区民の皆さんの災害に対する関心の高さの証だと思います。私が2018年第2回定例会で質問した災害や紛争などの被災者全てに対する人道支援活動を行う各種機関や個人が被災当事者であるという意識を持って、現場で守るべき最低基準、つまり避難所の国際基準とも言うべき通称スフィア基準についてですが、スフィア基準を国内で広めようとしているアルピニストの野口健さんが、被災地への海外の支援者から、日本の避難所はソマリア以下だ。国際的なスフィア基準を満たしていないという言葉を聞き衝撃を受けたという話は以前いたしました。予算もかかることですからそれを今すぐに実現するのが難しいのは理解しておりますが、以前質問してから5年以上がたちました。避難所の水準はどこまで向上したでしょうか。テレビで流れている能登半島地震の被災地同様、千代田区でも避難所でのプライバシーは保護されていると言えるレベルにはありません。また、ペットと避難できないため避難所に行けない方もいらっしゃいます。時が時なだけにそんなことを言っている場合ではないという声があるのも承知しております。ただ、プライバシーもペットの話も今の千代田区の財政と努力で何とかなる部分もあるのであえて質問させていただきます。
 まず、ペットとの避難についてですが、せめて避難訓練だけでも実施するようにしていただきたいと以前から申しております。それに対して区は、協議会から発案してほしいと繰り返し答弁しておりますが、能登半島地震の現地でペットと避難所に行けない方の映像がテレビで流れていたのをご存じでしょうか。千代田区内が地区内残留地域になっていることは認識しておりますが、我が区でもそういったことが起きないように、まずは区が率先して協議会にペットとの同行避難訓練を提言してみてはいかがでしょうか。区内にはペットと一緒に暮らしている方がたくさんいらっしゃいます。であるとするならば、災害時に起こるであろうことを想定するべきであると考えますが、どのように考えていますか、お答えください。
 次に、スフィア基準に関する事柄です。今、区が実際に避難所に導入しているのが段ボールベッドと間仕切りですが、間仕切りは人が立ち上がると中の様子が丸見えの高さしかなく、当然避難者にプライバシーなどありません。その一方で、着替え用の立方体のポップアップテントも少数ですが用意されており、それを数多く用意すればその問題は解決されます。費用は段ボールベッドの1.5倍から2倍程度であると災害のプロから聞いておりますので、導入できない額ではありません。また、占める面積も段ボールベッドプラス間仕切りとそれほど変わらない広さでありますし、折りたためば段ボールベッドと間仕切りのセットの約半分くらいの大きさになってしまいますので、収納にも優れています。段ボールベッドと間仕切りでは敷物もなく、避難所になるであろう体育館の床に直接座ることになります。ポップアップテントの床には薄いながらも敷物があり、体育館の床と直接肌に触れることもなく、多少保温性が確保されます。さらにウレタンマットがあればより快適に過ごせるということは言うまでもありません。ウレタンマットは、ふだんは体育館でも使うことができますので、それを避難所に流用することを考えて多少の増量は必要と考えています。なので、欲を言うならば、ポップアップテントの中に段ボールベッドとウレタンマットを入れていただきたいのですが、ここからは予算との相談です。もっと安価な段ボール製テントもあります。どこまでできるのか検討していただきたいと思っておりますので、お答えください。
 そして、避難所について最後の質問ですが、区が連携している医療機関と遠隔医療(テレヘルス)のできるシステムの導入を検討してはいかがでしょうか。災害時には医師も看護師も不足することを考えれば、遠隔医療を導入することは理にかなっていると考えております。区の考えをお聞かせください。
 外神田一丁目南部地区の再開発事業について質問します。
 外神田一丁目南部地区再開発は、現在参考人をお呼びして詳細を伺っておりますが、それでもなお言えることと言えないことがあると、なかなか全てを明らかにしようとしておりません。区道を廃止し宅地に変換されたものが幾らで評価されるのか、その宅地に変換された宅地と交換される建物の広さはどのくらいの広さになるのか、また工事費が高騰している昨今、工事の仕様が変更になるであろうことが予測され、それを準備組合は区や地権者に説明して了解を取っているのか、なぜこれらをもっと早く明らかにしなかったのか、みんなが喜ぶすばらしい計画であるならば正々堂々とつまびらかにすることができるはずである。様々な疑問が出てくるがそれを明らかにしないまま計画だけがどんどん進んでいく今の区のやり方に恐怖すら感じます。これらの疑問が明らかにされなければ賛否をつけることはできないと思っています。まずは明らかにするよう、今述べた疑問にお答えください。また、区はこれらが明らかにならなくても計画を進めていくのかをお答えください。
 以上、一般質問を終わります。(拍手)
    〔地域保健担当部長原田美江子君登壇〕

35:
◯地域保健担当部長(原田美江子君) 岩田議員のご質問のうち、避難所における遠隔医療に関するご質問にお答えいたします。
 災害時、区は医師会等に医療救護班の派遣要請を行い、急性期以降は避難所医療救護所を拠点として避難者の健康管理を中心とした巡回診療による救護活動を行ってまいります。本区では、災害時に区が開設する救護所等に従事する医療職を事前に登録するなど、円滑な医療救護活動の実施に向け取り組んでおります。また、土日や平日夜間帯での発災に備え、区内在住の医療従事者にご協力いただくよう周知を行い、登録者の確保にも努めているところです。議員ご案内の遠隔診療のシステムは能登半島地震においてもその取組が始まっており、医師らによる遠隔支援が進めば災害関連死の未然防止などに有用な手段と考えております。一方で、通信環境の確保などには課題があり、災害時に向けて平時からの通信インフラ整備を進めることや、被災者のプライバシーを保つことができる専用のスペースの確保、避難所への専用端末の配備など、誰でも利用できる仕組みづくりが必要となります。いずれにしましても、遠隔診療は通院に伴う患者負担の軽減や継続治療の観点からも避難者の健康を守るための仕組みの1つとして有効であると考えており、その導入も視野に災害医療連携会議において議論を深めてまいります。
    〔まちづくり担当部長加島津世志君登壇〕

36:
◯まちづくり担当部長(加島津世志君) 岩田議員のご質問のうち、二番町地区地区計画の進め方及び外神田一丁目南部地区の再開発事業についてお答えいたします。
 初めに、二番町地区地区計画変更に関しては、今後開催される都市計画審議会からの答申を踏まえることとなります。
 次に、外神田一丁目についてですが、環境まちづくり委員会では、事業採算性の見通し、区有施設の取扱い、今後の事業スケジュールなど、様々な事柄についてご質問を頂いております。これらに対し、再開発事業の仕組みや流れをお示ししながら、現時点で把握している具体的な数値を用いてお答えするとともに、準備組合を交えた懇談会を開催するなど、でき得る限りの対応を重ねてまいりました。また、権利変換条件や区道の評価、詳細な事業費については、今後、建築条例を制定した後、再開発事業の本格検討に入り、計画を精査していくに従いお示しできるようになる旨、これまでも委員会で繰り返しご説明しているとおりでございます。事業の進捗に応じ引き続き積極的な情報提供に努めてまいります。
    〔行政管理担当部長中田治子君登壇〕

37:
◯行政管理担当部長(中田治子君) 岩田議員の避難所の在り方に関するご質問にお答えいたします。
 まず、ペットとの同行避難訓練についてですが、現在、避難所運営協議会と区が協力し様々な想定の下での避難訓練を実施しております。ペットに関しましては、避難訓練の際に実物のゲージを見ていただき、ペットとの同行避難の際のルールやゲージの大きさ、使い方などをご確認いただいている段階です。避難訓練には様々な内容がありますので、議員のご提案はご意見として受け止めさせていただき、今後、避難所運営協議会と情報共有をさせていただきます。
 次に、ポップアップテント及びウレタンマットの導入についてですが、どちらも災害時に有用である一方、備蓄倉庫の場所の確保などの課題もございます。現在、様々な防災関連商品が出ているため研究を行ってまいります。

38:
◯18番(岩田かずひと議員) 18番岩田かずひと、自席より再質問させていただきます。
 再開発のことについて非常に心配です。二番町の再開発は、そもそも都計審できちんと議論すべきであった都市マスタープランとの整合性の問題、例えば、大方の合意の問題、地区計画の目的と実際の規制内容の不整合、安寧な教育環境、住環境の維持に関して十分な検討が行われていないことなど、計画の違法性、整合性、検討不足という点についての問題を改めて審議した上で附帯意見をつけて可決とするか、計画自体を再度修正するかを決めるべきなのに、全てが不可解なまま計画を推し進めようとしている。それに、例えば日本テレビの超高層を正当化しようとしている理由の1つであるバリアフリーは、日本テレビがやると言っているのは地上から改札までであって、そこから先はいまだ未定、完全なバリアフリーとはならない。また、区が必要であると言っている広場にしても、街区公園並みの広さは区が勝手に求めたものであって、区民が2,500平米を求めたものではない。どれも超高層の理由たり得ない。それに加えて都計審の不可解な採決というありさま。
 外神田一丁目南部地区の再開発もしかり、土地の値段の分からない状態で賛否を決めようとしているし、都市計画法17条に入るやり方も、委員会に何の相談もせず区が勝手に話を進めた経緯がある。本来、第三者的な立場でいなければならない区が業者と一緒になってこれだけ強引に計画を進めようとしている。こんな区のやり方に危機感を感じています。
 そこに来て元区議と元区職員の逮捕です。お茶の水小学校だけではなく、他の区施設でも不正な行為が行われて再逮捕にまでなりました。千代田区の信用は地に落ちたと言っても過言ではないでしょう。「ファクタ」3月号にはこのように書かれています。真実でないならば司法の場で争えばよいのですが、そこには嶋崎元区議の名前が挙げられ、彼こそが日テレが番町地区で企てている超高層ビル開発をそもそも仕掛けた男だからであるとあります。さらに、嶋崎区議は元区議会議長であり、これまでの契約担当の幹部職員は嶋崎区議本人及び事務方トップであるY元副区長の指示によって、こうした違法とも言える行為に従わざるを得ない状況にありました。また、嶋崎区議は、現在計画されている区内の各種再開発事業にも深く関わり、区幹部職員と連携して暗躍しています。警視庁が1月24日に家宅捜索した千代田区役所の各部署の中で最も念入りに捜索が行われたのはS副区長室であった。嶋崎と二人三脚をしてきた彼の部屋へのガサ入れは実に3時間にも及んだという。嶋崎はこの数年、再開発は全て俺を通せと言い出し、区内の再開発案件の窓口役を自称している。嶋崎と気脈を通じるS副区長は、そんな嶋崎の意向が伝わるのか、反対派住民を一顧だにしない開発強硬派として知られる。外神田の再開発計画では、区の都市計画審議会で採決を強行するという荒業に踏み切り、警察署長らが中立を宣言して棄権する中、8対7の僅差で開発にゴーサインを下した。普通都計審と言えば、下で積み上げてきた議論を学識経験者らが承認する場ですよ。そこで賛否を採って採決するとは本当にびっくりしました。ついに2月8日の都計審でも延々4時間の審議の末、同じように日テレの再開発計画を強行採決した。普通は賛否の2択なのに、賛成4票、反対5票、附帯決議つき賛成8票という珍しい3択で決を採った。附帯決議の内容は次回の都計審で決めることとし、どんな条件が付されるのか分からないのにもかかわらず、取りあえず賛成多数として押し切ったのだと、こんなふうに書かれています。
 普通の感覚であるならば、有罪が確定したわけではないが逮捕者まで出してしまった組織であることを深く反省し、今までのような強引な計画の進め方はいたしません。区民の皆さんの声をよく聞いて、計画も一旦立ち止まり透明性を高めるようにいたしますくらい言ってしかるべきなのに、それでもなお強引に計画を推し進めようとする区の姿勢が信じられないという区民の皆さんの声がたくさん届いています。嶋崎区議は、現在計画されている区内の各種再開発事業にも深く関わりと書いてありますが、もうこれ以上この雑誌に書いてあるような不正なことはないんですね、さらに逮捕者を出すようなことはないんですね、お答えください。3時間にも及んだS副区長室の家宅捜索の件も含め、この記事が事実かどうかも併せてお答えください。(発言する者あり)
    〔まちづくり担当部長加島津世志君登壇〕

39:
◯まちづくり担当部長(加島津世志君) 岩田議員の再質問に関するところに答弁をさせていただきます。
 まず、二番町です。先日の都市計画審議会、附帯意見をつけることで都市計画図書の内容は賛成されたというふうに私どもは認識をしております。今後、開催の都市計画審議会からの答申が必要であるというふうな考えです。
 次に、外神田に関してですけれども、既に何度も所管委員会で資料も付して説明をさせていただいております。先ほど答弁したとおり、懇談会も二度開き、準備組合にも来てもらい、岩田議員もそこで質問をされております。都決を踏まえ段階を踏まないと明確にできないものもあると何度も説明させていただいております。所管委員会では、今後、参考人招致を決定し、議員が先ほど疑問に持たれていることも質問事項として挙がっているというふうに考えております。そういったことはご理解していただく必要があるのかなというふうに考えております。