今回の質問概要

🏫 教育・子ども 🏙 まちづくり・再開発 ⚖ 行政の透明性

私は、学校での動物飼育のあり方、日本テレビによる二番町開発計画、そして外神田一丁目南部地区再開発の手続について質問しました。 子どもたちへの教育効果だけでなく動物福祉の観点、地域住民との合意形成、行政手続の透明性などについて区の考えを質しました。

🏫 学校における動物飼育について

問題意識

学校での動物飼育は情操教育として意義がある一方で、近年の猛暑や飼育環境を考えると、本当に動物にとって適切な環境が確保されているのか疑問を感じました。

主な質問

  • 現在の飼育環境は適切と言えるのか
  • 猛暑の中で動物の健康は守られているのか
  • 情操教育は動物飼育以外の方法では実現できないのか
  • 動物福祉の観点から飼育方法を見直すべきではないか

区の答弁

教育委員会は、学校や園での動物飼育は情操教育や生命尊重教育に意義があり、獣医師とも連携しながら適切な飼育に努めていると説明しました。

私が求めたこと
子どもたちの学びも大切ですが、動物の命や福祉も同じように大切です。教育的効果と動物福祉の両立について改めて検討することを求めました。
🏙 二番町再開発と日本テレビ開発について

問題意識

二番町地区では、地域住民と長年積み上げてきた高さ制限の考え方を超える開発計画が進められています。私は住民との合意形成や計画の進め方に大きな課題があると考えています。

主な質問

  • 区は超高層建築物をどのように定義しているのか
  • 二番町の高さ制限との整合性をどう考えているのか
  • 四番町でも同様の開発計画が進んでいるのか
  • 今後どのように住民との対話を進めるのか

区の答弁

区は、法令上は超高層建築物の明確な定義はないと説明し、日本テレビから四番町開発に関する具体的な情報提供は受けていないと答弁しました。

私が求めたこと
地域のルールや住環境を尊重し、住民との十分な対話を重ねながらまちづくりを進めることを求めました。
⚖ 外神田一丁目南部地区再開発と行政手続について

問題意識

外神田一丁目南部地区再開発では、委員会で確認された条件や議論が十分尊重されないまま手続が進められたのではないかという疑問があります。

主な質問

  • なぜ委員会判断を経ずに法17条手続へ進んだのか
  • 同意率向上に向けた具体策はあるのか
  • 再開発のデメリットも十分説明しているのか
  • 権利者への説明責任をどう果たしているのか

区の答弁

区は、特別委員会での議論や有識者の意見を踏まえた上で法17条手続へ進んだと説明しました。また、同意率向上については今後の事業認可段階で調整していく考えを示しました。

私が求めたこと
再開発は私有財産にも関わる重要な事業です。手続の透明性を確保し、メリットだけでなくデメリットも含めて丁寧な説明を行うことを求めました。

47: ◯18番(岩田かずひと議員) 令和5年第3回定例会(第3日) 本文 2023-09-22

◯18番(岩田かずひと議員) 2023年第3回定例会、一般質問をさせていただきます。
 初めに、学校における動物の飼育についてお伺いします。
 以前も同様の質問をさせていただきました。その際の答弁は、学校・園における動物の飼育は、子どもたちにとって動物に直接触れることができる体験の1つであり、情操教育や心の教育にも資するものです。また、飼育に当たっては保護者の方々にもご協力いただいています。動物の飼育は各学校・園の判断において行うものですが、教育委員会では適切な飼育が行われるよう専門的な知識を持った獣医師等との連携・協力を進めるとともに、飼育方法の指導や施設の充実などの支援をしており、今後も必要な支援を行ってまいりますというものでした。また、再質問に対しては、学校・園における動物飼育につきましては、専門家の方々のご意見等も踏まえまして、適切な飼育ができるように今後とも努めていきたいと考えておりますと答弁されております。
 現在、学校教育法における区内の学校では動物を飼育しておりますが、年々夏の暑さが異常な状況にあり、ニュースでも毎日命に関わる危険な暑さと報じられました。もちろん私が以前同様の質問をした頃から比べても夏の気温は上昇しており、平均気温は125年の中で最高を記録し、今後も暑くなる傾向と気象庁が発表しました。ことに先月の都内は観測史上初、毎日が30度以上の真夏日で、35度以上の猛暑日も年間日数過去最多を更新するという異常な暑さでした。都内では真夏日が9月20日現在88回、猛暑日は22回もあり、ともに過去最多を記録し、暑さの記録更新中です。もはや地球温暖化ではなく地球沸騰化とさえ言われています。実際に日本でもこの夏の最高気温が40度を超える地域も増えてきており、熱中症による救急搬送も昨年同時期に比べ2.3倍になっています。
 一方、学校における動物の飼育方法は全く変わらず、夏は猛暑の中、冬は寒さの中、動物たちは吹きっさらしの中、暑さ寒さに耐えています。あくまで一例ではありますが、ある幼稚園で飼育されているアヒルですが、餌箱も水も汚れていることが多いように思います。あるときは、空になった餌箱がアヒル用プールに浮いたままになっていることもありました。また、あるときは、アヒルが小屋の中でしきりにうろうろしているのを見かけました。まるでノイローゼのようで見ていられませんでした。適切な気温設定もさることながら、本来ならばアヒルには1日2回程度の水浴びと小まめな日光浴が必要ですが、どこまで実現できているでしょうか。水浴びや日光浴は体をきれいにし病気にならないようにするためであったり、ストレス解消の意味があります。ストレスの少ない環境を整えることが必要なのは人間も動物も一緒です。またアヒルは元気なふりをするため病気の発見が遅れますし、そもそも専門の病院が極めて少ない動物を飼うのも問題です。
 ある自治体の学校では、飼っているウサギを1週間交代で子どもたちが家に持ち帰って飼っていたそうです。以前も言いましたが、そこまでいろいろと学校職員や保護者の方々に求めるのは酷というものです。できないのであればそもそも飼わなければよいだけの話です。かわいいだけでは動物を飼うことはできません。命を預かるのですから動物のことを第一に考えてあげるべきです。今の飼育状況は、区の言う適切な飼育とは全くかけ離れたものです。それらも踏まえて、現在の学校における動物の飼育状況は動物虐待ではないか、情操教育は飼育以外の方法では行えないのか、飼育方法を考えるべきではないかについてお答えください。そして、情操教育は動物の命と引換えにしなければならないものなのかも併せてお答えください。
 次に、日本テレビの開発に係る問題について質問させていただきます。
 現在、区と住民の話合いで決めた地区計画の高さ制限60メートルの地域に、住民との合意形成を置き去りにした強引な手法で80メートル、90メートルといった超高層ビルを建てようとしている計画が多くの地元住民から反感をかっており、日本テレビと住民側との溝は深まっています。というのも、住民とよく話し合うことの重要性を認識していながら、区と日本テレビと住民との間で高さをめぐる話合いが進まなかったからです。ちなみに、区は今まで超高層の定義は何メートルであるかを明確にしてきませんでした。しかし、「千代田区地域防災計画」にははっきりと高さ60メートルを超える超高層建築物についてはと記述があります。では、超高層建築物の基準は何メートルからを指すのか、区の認識をお答えください。まさかとは思いますが、防災の視点では60メートルが超高層だが、まちづくりの観点からはその限りではないというような答弁をされるとダブルスタンダードになり、今後問題になる可能性がありますので、明快にお答えください。
 その上で、約10年の間に約1万平米の土地を、二番町だけでなく四番町も300億円近くをかけて買い占めているとも言われている日本テレビが、四番町にも現在の高さ制限以上の建築物を建てようと画策しているのではないかと危惧している住民の方が大変多くいらっしゃいます。委員会の中で、小枝議員の、四番町でもそのような計画があるのかとの趣旨の質問に対し、部長は知らないとの答弁でした。では知っているか知らないかではなく、実際に日本テレビから何かしらの計画の提案が出されているのかを調べてお答えください。あるとすればどのような内容のものなのかも併せてご答弁ください。
 最後に、外神田一丁目南部地区再開発についてお伺いします。
 現在、本計画は都市計画決定まではされておりませんが、都市計画法第16条から先の手続について、委員会の中で、大方の同意がなければ17条の手続には入らないと、委員会の中で全会一致で決まっておりました。部長答弁でも、権利者の大方の同意がなければ法17条の手続には進まないことということで、委員会のほうでそういうようなことが整理されたといったようなところでございますとなっています。また、課長答弁でも、大方の同意につきましては、我々としては具体的な数値を持ち合わせておらず、当委員会でご判断いただくものと考えておりますと答弁しているのにもかかわらず、なぜ区が勝手に17条の手続に入ったのか、どうも釈然としません。委員会で判断いただくものと言っておきながら、何で区が勝手に判断するのか、国語として意味が分からないです。それが分かるように、事情を何も知らない区民の皆さんや委員会にも入っていない議員の方にも分かるように説明していただきたいので答弁をお願いいたします。
 また、同意率が法で求められている3分の2に達していない今、どのように同意率を上げていくのか、具体案を示していただきたいです。単に計画に反対している方々に説明を続けていくだけでは同意率が上がるはずもなく、どのような秘策があるのか示してください。さらに、再開発のメリットだけでなく、準備組合が本組合になった後は個人が自由に建て替えができない。共益費や修繕積立金などで負担が大幅に増える。権利変換で与えられる区分所有建物の面積が、当初予定されていた床面積よりも減少してしまうなど、幾つかのデメリットがあることも全て明らかにしていただきたい。それは権利者に説明したのかも含めて説明をお願いします。
 再開発事業は憲法29条で保障された私有財産制度の保障の例外規定ですから、極めて丁寧にやらなければなりませんので説明も丁寧にお願いいたします。また、この質問だけではありませんが、時たま委員会で答弁したとおりですと答弁を省略することが見受けられますが、省略せず、改めて丁寧な説明をお願いいたします。
 以上で質問を終わります。(拍手)
    〔教育担当部長大森幹夫君登壇〕

48: ◯教育担当部長(大森幹夫君)
◯教育担当部長(大森幹夫君) 岩田議員の学校における動物飼育に関する質問にお答えいたします。
 各学校や園ではウサギや亀、ハリネズミやオタマジャクシ、金魚やメダカなど、多くの生き物が飼われています。こうした動物の飼育は子どもたちにとって動物に直接触れることができる体験の1つであり、情操教育や心の教育にも資するものと考えます。幼稚園教育要領や学習指導要領では、動植物への親しみや生命の尊さ、命あるものをいたわる気持ちなどの重要性について示されており、継続的な飼育、栽培を行うことには大きな意義があるとされております。そうしたことも踏まえ、各学校や園においては動物を大切に、かつ適切に飼育しております。議員ご指摘のとおり、猛暑日が続きましたが、幼稚園で飼育しているアヒルについては獣医師などとも連携した必要な健康の管理や、適切な給餌及び給水並びに習性などを考慮した飼育に努めております。議員のご懸念、ご心配も踏まえ、今後一層大切に飼育してまいります。
    〔まちづくり担当部長加島津世志君登壇〕

49: ◯まちづくり担当部長(加島津世志君)
◯まちづくり担当部長(加島津世志君) 岩田議員のまず日本テレビの開発に関する質問にお答えいたします。
 超高層建築物の基準について、建築基準法や都市計画法では、低層、中層、高層、超高層の高さや階数に関する明確な定めはございません。消防法では、高層建築物は高さ31メートルを超える建築物を言うとされております。また電波法では、その最高部の地表からの高さが31メートルを超える建築物、その他の工作物を高層建築物等と言うとされています。なお、千代田区地域防災計画においては、ご指摘のとおり、高さ60メートルを超える建築物を超高層建築物と位置づけ、各機関の安全対策を定めております。このように明確な定義がない中で、あえて超高層建築物の定義をする必要はないというふうに考えております。
 次に、四番町の計画について、現時点で、区は、日本テレビからの情報提供を受けてはおりません。今後、区議会へお知らせできる情報を把握した際は適宜ご報告するようにいたします。
 次に、外神田一丁目南部地区のまちづくりについてです。17条の手続を進めたことについてですが、令和3年6月15日の環境・まちづくり特別委員会で法17条の手続に入るための条件が集約され、その後、特別委員会で様々に議論をされてきました。特別委員会では、関係権利者等への意見聴取や懇談、さらには有識者への調査依頼も行われました。そのようなことの結果を踏まえて特別委員会の意見集約がされたと考えております。その意見集約で指摘された都市計画審議会等の専門家の的確な知見を得るため、庁内の適正な手続を経て17条の手続を進めたものでございます。
 次に、同意率に関するお尋ねですが、同意率などの詳細な事項については、今後の市街地再開発組合設立に向けた事業認可段階において、各地権者の生活再建の状況を踏まえつつ、同意率向上に向けた調整を図っていくものと認識をしております。
 最後に、建て替えの規制についてですが、街区再編による一体的なまちづくりであり、都市計画に定めていない建物は原則建てることはできません。なお、何がメリット、デメリットになるかは地権者個々の状況で異なるため、そういった視点だけでの説明等は考えておりません。

50: ◯18番(岩田かずひと議員)
◯18番(岩田かずひと議員) 18番岩田かずひと、自席より再質問させていただきます。
 まず、アヒルのことですよね。情操教育は分かるんですよ、情操教育は分かるんですが、適切な飼育と言えるならば、それぞれの動物はいわゆる平均寿命まで生きているんでしょうか。それをちょっとお答えください。
 そして、二番町の話です。各法律で超高層の定義が違うのは知っています。区は、じゃあまちづくりとしては何メートルを超高層と考えているのか、これを決める必要がないと言うならば、マスタープランの中層、中高層をどのように反映できるのかという話になるんですが、そこをもう一度ご答弁ください。
 そして、また今年3月30日の都市計画審議会で、学識経験者の委員から、二番町での手続に問題がある点について、以下のような趣旨のことを言われています。それは日本テレビの作ってきたA案と、区が出してきたB案は、実質的に内容がほとんど同じで、単なる手続の繰り返しは省けるのではないかとの区の解釈でしたが、A案とB案は同じとは言えない。これは多分裁判になったら支えられないのではないかと区に警告したのです。率直に言うと、ややだまし討ち的な雰囲気を持ったマスタープランのフィックスだったとまで言われているんです。でしたら、今までの進め方を大いに反省し、今までのような、まるで相手を誤信させるようなやり方ではなく、より丁寧に正確にやるべきではないでしょうか。二番町しかり、四番町しかり。その点、区はどのように反省し、どのように進めていくのか再度お答えください。
 そして、外神田一丁目の話。委員会の中で決まったものを覆し、区が総合的に判断などと言い訳をして強引に決めてしまうようならば、委員会軽視、議会軽視にほかならないのではないでしょうか。区はどのように考えているのか、まずそこをお答えください。何のために委員会の中で決めたのか。その場を逃れるためだけにしたのか。約束をしたらば、それを守るべきです。守れない約束は、するべきではありません。一体どこを向いて、区の方々は仕事をしているのでしょうか。そういった無理やりな区のやり方が区民の不信を招いているのがどうして分からないのでしょうか、お答えください。
    〔教育担当部長大森幹夫君登壇〕

51: ◯教育担当部長(大森幹夫君)
◯教育担当部長(大森幹夫君) 岩田議員の再質問にお答えいたします。
 平均寿命のお話でございました。すみませんが、先ほど答弁した中で、繰り返しですが、多くの生き物を学校や園では飼っております。そうした中で、それぞれが平均寿命を生きたかどうかというようなことは調べておりませんので、承知しておりません。
    〔まちづくり担当部長加島津世志君登壇〕

52: ◯まちづくり担当部長(加島津世志君)
◯まちづくり担当部長(加島津世志君) 岩田議員の再質問にお答えします。
 まず、日本テレビ関係で、マスタープラン、中層、高層、その中で、区のほうが高さの規定を設けないのはおかしいのではないかといったようなところだったかなと思うんですけれども、マスタープラン並びにマスタープランを引いた地区計画に関しても、中層、高層、中高層というような書き込みをしておりますので、区がそれにあえて何メートルというところは考えておりません。また、地区計画の中では、高さ制限というところで、そこの中に明確に高さを明記しておりますので、そういったところで解釈していただいたほうがよろしいかなというふうに思っております。
 二番町に関わるA案とB案というところの手続関係、ちょっと、細かい話にするとちょっと訳が分からなくなるようなところもありますので、基本的には我々法的に問題ないといったような認識ではございますが、都市計画審議会の委員さんからそういうふうにご指摘が、まあ、1人のご指摘があったといったところは事実でございます。今もって、区のほうで法的な手続に不備があったというふうな認識はございません。
 それと、最後、外神田一丁目に関して、委員会の集約といったものが2つあるかなというふうに思っております。先ほど答弁させていただいた、令和3年6月15日の環境・まちづくり特別委員会では、17条の手続に入るための委員会集約がまずされたといったようなところでございます。その後、先ほどご説明したように、関係権利者の意見聴取や懇談、有識者への調査依頼が行われたと。その後、その17条の手続をどうするかというのが特別委員会でもう一回意見集約されたといったようなところでございます。その、もう一回の意見集約をされて、我々として17条の手続に入って、専門家の的確な知見を得るというところの手続に入ったといったようなところが事実でございます。